弊社が新たに開発した「ハイブリッド光触媒フィルター」が、日刊工業新聞の3月28日付け紙面に掲載されました。
掲載記事全文は以下のとおりです。
吸着・酸化分解を複合化
アンデス電気光触媒フィルター
アンデス電気(青森県八戸市、安田年孝社長、0178-20-2811)は、吸着機能と酸化分解機能を複合化(ハイブリッド化)した新たな光触媒材料「ハイブリッド光触媒フィルター=写真」を開発した。
活性炭より脱臭・消臭力に優れ、繰り返し使用できるのが特徴。自社の次期空気清浄製品に搭載するほか、鉄道業界や遊技施設などに提案する。脱臭素材としての単体販売も検討する。
この素材は2015年から開発に着手。光触媒担体として多孔室基材を用いた。におい物質を素早く吸着除去し、吸着物質を光触媒により酸化分解する。吸着機能を持つため、光照射しなくても活性炭を超える脱臭力を発揮する。
アセトアルデヒドガスの分解試験を行ったところ、従来の自社製品である角柱状酸化チタン光触媒と比較して脱臭スピードが2.8倍速いことが分かった。
また、活性炭と比べて酢酸やアンモニア、トルエンなどのにおい物質の脱臭で2-6倍吸着性能が高いことが分かった。光照射により吸着機能が99.5%回復するため、何度でも使え、環境にも優しい。